仮説検証+仮説生成+振り返りの振り返り(小学校教員)

校内研究の授業後の振り返りを、次のように行っている。

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「1、仮説検証(30分)+ 2、仮説生成(30分)+ 3、振り返りの振り返り」

1、授業者の意図した手立てが、ねらいと照らし合わせてどのように機能したかを検証する。(仮説検証)

2、観察さが「よい姿」と感じた瞬間を発見し、そこから学びを掘り出す。(仮説生成)

3、授業の振り返りの後に、さらに自分自身を振り返り、自分の学びをone noteに記述する

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今回の研究授業は道徳であった。

葛藤の生まれる教材を扱い、自分の考えをワークシートに記述し、クラス内で考えを交流させる授業だった。

1の仮説検証的な授業の振り返りでは、以下のような成果と課題が得られた。

・成果は、手立てとして用意したワークシートの中のスケールチャートが、友達と自分の考えを比べるときに、微妙な違いに気付かせること。

・課題は、マトリックス図を使って思考を整理させようとしたが、児童の思考の流れに沿っておらず、「やらされ感」が出てしまった。

授業者の意図したしかけがいかに働いて、どこを改善すべきかを検証することができた。

2の仮説生成的な授業の振り返りでは、発見があった。

ペアでの意見の交換が活発で、「なんでそう思うの?」と何往復もやり取りをしていた児童がいた。

その場面にビビッと来た先生と周りの先生方が対話を重ねる中で、

「質問力」が大切なのではないか?という仮説が生まれた。

一斉授業であれば、児童の発言に教師が質の高い「問い」をして、考えを深めることができるが、児童同士のペア学習をさせると、ただの意見交換で終わり、深まらず終わる姿も多くみられた。疑問に思う気持ちや、質問のスキルを高めれば、教師の軌道修正が行き届きにくいペアでの活動の中でも考えに深まりが生まれるのではないかという推測だ。

授業者の意図していないところや偶発的に生まれた良い姿から、学びを得る。新たな発見は、次の授業づくりの意欲にもつながる。

授業の振り返りを終えた後、先生方はパソコンに向かう。

「振り返りの振り返り」を行うのだ。

授業後の振り返りの中で印象的だったことや、学びとなったことを短い文で記述する。文章を記述する先は「one note」のアプリケーションだ。「one note」で全職員が見られるページに振り返りを打ち込み、参加者全員の振り返りの振り返りを共有することができる。