協働的な授業リフレクションを体験する(小学校教員)

表題のテーマのもと,上條先生をお招きし,協働的な授業リフレクションを行いました。教員と学生の20数名の参加者で初対面も多く,関係をほぐすアイスブレイクを15分した後に模擬授業を実施しました。

模擬授業は「シックスハット法」で話し合い活動を行いました。「混雑回避のため,修学旅行を夏休みに実施してはどうか。」というテーマで,分析的→感情的→肯定的→否定的→客観的(授業者の意図による)な視点という順番で,その立場になりきって話し合い,盛り上がりの感じられる授業でした。

授業後のリフレクションは,児童役10名,ファシリテーターの上條先生,授業者で輪になり,他の参加者は周りから観察する形をとりました。学生から経験豊富な先生まで,幅のある世代でのリフレクションは授業を見る視点も様々であっという間の70分でした。

「自分は否定的な視点で振り返りをしがちであることに気付いた。」

「第一印象で判断しがちな子供にとって,視点を変えて考えることに意義がありそう。」

「テーマの与え方で活動の質が変わってくる。」

「ユーモアのある切り返しは,どのタイミングで考えているのか。自分に生かすには・・・。」

「教師役の反応を気にしている自分がいて,微笑みが活動の面白さへとつながった。」

など,活動から感じたことや授業者の姿から自分の日常への振り返りなど,それぞれの感情を揺さぶる部分の伝え合いで,瞬く間に参加者のボルテージが上がっていました。

授業者は「自分では意識していなかった強みをリフレクションによって意識化することができた。その強みをどう生かすか,意図的な営みにするか,逆に頼りすぎないことで,違ったスタイル,別の引き出しも増やしたい。」と述べていました。

感情に素直になれる「協働的な授業リフレクション」の心地よさを感じた参加者が,職場や学級で,または個人で実践されていくことを願っています。