ニュートラル・フィードバック(上條晴夫)

ゼミ学生とコーチングの勉強を始めました。本を読んで、自分の経験をふり返って喋るというめちゃめちゃ素朴な方法です。昨日は「ニュートラル・フィードバック」について勉強しました。「ニュートラル・フィードバック」っておもしろいですねえ。

新しい言葉を1つ覚えると、自分の日々の実践の中でそれがどんなふうに使われているかをリフレクションしたくなります。「ニュートラル・フィードバック」という名前ではないけれど、長くやっているので似たようなスキルは使っているからです。

20代前半に開発した「実況中継」という技を思い出しました。たとえば子どもたちが、作文などを黙々と書いているときに暇になります。それで子どもたちが作文を書いているようすをできるだけニュートラルに実況中継をして歩くという技です。

先日も青木幹勇氏の授業追試で「鳥の名前を1分間書き出す/一番多く書き出せた学生は板書する」シーンがあったのですが、ほぼ無意識に実況中継していました。ニュートラルにフィードバックすることで学生の分析・評価を呼び起こすようです。

「多くの人は、自分のあらゆる行動に対して評価や批判を行ってしまう強力な癖」(『コーチングのすべて』)があります。ニュートラル・フィードバックはその癖によって学習者が本来持っている学ぶ力が阻害されないようにする工夫の1つです。