協働的なリフレクションで意外なシーンに着目(関東朋之・中学校教員)

「市役所の国際交流課の職員になったつもりで『ムスリム生徒受入れの手引き』をつくろう」という課題で行った中1社会での授業。マレーシアからきているムスリムの女子留学生をアドバイザーとして迎えました。授業後の検討会は上條晴夫先生のファシリテートによる協働的なリフレクションで行ってみました。最初から最後まで実験づくしの授業研。l
 
 
実際に行ってみると、自分では特に良いと思っていないシーンに着目する方が多かったことに面白味を感じました。そのシーンは「導入部で生徒たちが教師の設定した授業課題に食いつくシーン」です。導入部を考えるとき、私はノーストレスでした。いろいろ準備はしました。いろいろ仕掛けも施しました。ただ、負荷がかかっていない。ほとんど悩んでいないのです。確かに初任のころから言われました。「導入はうまい」(「は」が大事)。「生徒の課題意識をどう生むか」とかよく言われますが。生徒をその気にさせて、課題に乗っけるのは一貫して得意なのかも知れない。それが今さら気付いた私らしさなのかも。
 
 
ねらったのは、ジグソー活動での試行錯誤です。そこに着目し、具体的なシーンでたくさん語ってもらったのは「やっぱり、そうなってた?!」と返したくなる瞬間でした。グループ活動なので。同時多発的に起きていることを授業者は正確に把握できないので。それを具体的なシーンで語ってもらうのは、大変面白かった。偶然なのか、仕掛けたからなのか。そこをファシリテーターは深堀りしてくれていましたが。言ってみれば偶然も仕掛けです。偶発性、即興性がないとダメなんです。ちょうどよい塩梅にするのが妙です。
とまぁ、ポジだしされると、気持ちよくなって授業者も饒舌になる。自分自身を深堀しはじめる。自分は気づいていない自分の「良さ」に気付けたりする。そんな気持ちのいい、授業研になりました。 
(実は・・・最初の4分で書き出したこと。授業者の私が書き出したことは、ほとんどダメ出しだったんです。たぶん、事後研前の防衛本能です。自分もわかっていましたという。そういう思考体制に自分がなっていることにも気づかされました。)  
参加してくれたみなさん、そして上條先生、ほんとうにありがとうございました。