胃腸炎リフレクション(小学校教員)

「胃腸炎リフレクション」という訳のわからないタイトルを付けてしまったけれど、胃腸炎になったときにふと起きたリフレクションが、自分的に面白かったので書き留めます。

 

 

3月中旬、私は胃腸炎になった。

自分史でいうと10年ぶりくらいに、

ものすごい激しいやつだった。

 

 

辛すぎて仕事を半日で早退させてもらい、病院に駆け込んだ。

待合室で意識朦朧とする中待たされ、ようやく診察へ。

 

 

医者を前にしたが座っていられない。

横のベッドに寝ることを促され、そのまま点滴コース。

  

気持ち悪さと、だるさ、高熱・・・、最悪だ。

身体の水分も少なくなっていたようで、何度も足を吊る。

 

もう、全てがどうでも良くなる気分だ。

看護師さんの声がする。

 

「吐き気止めの点滴だからだんだん楽になるからねー」

 

(全然楽にならないぞ。辛すぎる。)

 

 

「苦しいよねえ、大丈夫?」

 

 

(いたわられても辛い状況は変わらないー)

 

 

「点滴もう少しだからねー」

 

 

(もはや何を言われても響かない。体が辛いという事実は覆らない)

 

 

正直、どんな言葉も自分に入ってこない気がした。

そして点滴で身体が良くなっている実感もない。

 

 

 

 

・・・そんなとき、看護師さんのある台詞が、自分の気持ちを軽くした。

 

  

 

「点滴が終わって、家に帰ったら、少しずつ水分を取るんだよ。500mLのペットボトルを用意して、少しずつ飲む。それを目標にして1本、2本、3本と頑張って飲んで。4本いけば2Lだから、そのぐらい飲んで、おしっこで出すと、悪い菌も抜けていくから」

 

 

 

この言葉を聞いたあと、身体の状況は何も変わっていないが、前向きな気持ちになり、「よし、治してやる」という姿勢になってきた。

 

 

直後、そのままベッドの上でリフレクションをした。

なんで自分は気持ちが楽になったんだろう。

 

 

そうか、自分は、「具体的な見通しを数値と一緒に話されること」に、心を動かされやすいんだ。相手の声の抑揚や優しさなんかよりも、そっちで心が動いた。

 

 

その後、すぐ胃腸炎が快復するほど甘くはなかったが、その台詞は確実に自分を前向きにさせた一言であり、自分を客観的に見るきっかけとなった。

 

 

なにより、体調不良の極限状態は、細かいことがどうでもよくなり、余計なことが削ぎ落とされるから、自分の本性のような本質的な部分が見えやすくなるのではないかと思った。

 

 

とはいえ、リフレクションするために毎回体調不良になるわけにはいかない・・・。

 

 

今後は、辛くないやり方で細かいことがどうでもよくなる状況を作る方法を探していきたいなあ、と感じた。